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2018年1月12日3:30に更新しました。
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1 | 映画 夜空は いつでも 最高密度 の青色だ | 1時間 48分 | |||
2 | 花筐/ HANA GATAMI | ドラマ 2時間48分 | “3.6/5 | ||
3 | あゝ、荒野(前篇) | 2時間 37分 | |||
3 | あゝ、荒野(後篇) | ||||
4 | 幼な子 われらに 生まれ | 2時間 8分 | “3.8/5 | “3.9/5 | |
5 | 散歩する 侵略者 | 73% | “3.3/5 | “3.4/5 | |
6 | バンコク ナイツ | ドラマ 3時間3分 | 73% | “3.6/5 | “3.2/5 |
7 | 彼女の 人生は 間違い じゃない | “3.6/5 | “3.3/5 | ||
8 | 三度目 の殺人 | ミステリ 2時間5分 | 74% | “3.6/5 | “3.4/5 |
9 | 彼女が その名を 知らない 鳥たち | ミステリ 2時間3分 | 87% | “4/5 | “3.9/5 |
10 | 彼らが 本気で 編むときは、 | 2時間7分 | 94% | “4/5 | “4/5 |
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日本映画ベストテン
1位
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
詩集
- 2016年5月にリトルモアから刊行された、著者の第四詩集。
- 全43篇の詩が収録されている。
- ブックデザインは佐々木俊。
- 前作『死んでしまう系のぼくらに』がヒットし、若者に人気の新進詩人として注目を受け始めた中での刊行だった。
- 収録作の大半はネットを初出としている。
映画
- 2017年5月27日(全国)
- 上映時間 108分
- 2017年5月13日に東京・新宿ピカデリー、渋谷ユーロスペースにて先行上映、5月27日に全国上映。
- 石橋静河と池松壮亮のW主演で、石橋は本作が映画初主演作となった。
- 映画版のタイトルは『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』となっており、作品名に“映画”と入っている。
- 原作の詩集の中にはストーリーは無いが、監督の石井裕也が東京を舞台にした1つの物語として作り上げ、脚本を執筆した。
- 2017年2月、第67回ベルリン国際映画祭にて、フォーラム部門に入選し上映された。
- ストーリー
- 看護師として安定した生活を送りながらも夜はガールズバーで働く美香と、左目が見えず工事現場で日雇い労働者として働く慎二。
- 2017年の東京で生きづらさを抱えた若者の出会いを描いたラブストーリー。
初公開: 2017年2月13日
監督: 石井 裕也
映画脚本: 石井 裕也
受賞歴: Nikkan Sports Film Award for Best Director
プロデューサー: Takatoshi Aruga、 Kimutaka Goka、 土井 智
- 看護師として病院に勤務する美香(石橋静河)は女子寮で一人暮らし。
- 日々患者の死に囲まれる仕事 と折り合いをつけながら、夜、街を自転車で駆け抜け向かうのはガールズバーのアルバイト。
- 作り笑いとため息。美香の孤独と虚しさは簡単に埋まるものではない。
- 建設現場で日雇いとして働く慎二(池松壮亮)は古いアパートで一人暮らし。
- 左目がほとんど見えない。
- 年上の同僚・智之(松田龍平)や中年の岩下(田中哲司)、出稼ぎフィリピン人のアンドレス(ポー ル・マグサリン)と、何となくいつも一緒にいるが、漠然とした不安が慎二の胸から消えることはない。
- ある日、慎二は智之たちと入ったガールズバーで、美香と出会った。
- 美香から電話番号を聞き出そう とする智之。
- 無意味な言葉を喋り続ける慎二。
- 作り笑いの美香。
- 店を出た美香は、深夜の渋谷の雑踏の中で、歩いて帰る慎二を見つける。
- 「東京には1,000万人も人がいるのに、どうでもいい奇跡だね」。
- 路地裏のビルの隙間から見える青白い月。
- 「嫌な予感がするよ」。「わかる」。
- 二人の顔を照らす青く暗い光。
- 建設現場。
- 突然智之が倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
- 葬儀場で二人は再会する。
- 言葉にできない感情に黙る慎二と、沈黙に耐えられず喋り続ける美香。
- 「俺にできることがあれば何でも言ってくれ」と慎二が言うと、美香は「死ねばいいのに」と悲しそうな顔をした。
- 過酷な労働を続ける慎二は、ある日建設現場で怪我をする。
- 治療で病院に行くと、看護師として働く美香がいた。
- 「また会えないか」と慎二が言うと、美香は「まぁ、メールアドレスだけなら教えてもいいけど」と答える。
- 夜、慎二は空を見上げる。
- 「携帯、9,700円。ガス代、3,261円。電気、2,386円。家賃 65,000円、シリア、テロリズム、食費 25,000円、ガールズバー 18,000円、震災、トモユキが死んだ、イラクで56人死んだ、薬害エイズ訴訟、制汗スプレー 750円、安保法案、少子高齢化……、会いたい」
- 新宿。二人は歩く。
- 「ねぇ、なんであの時、私達笑ったんだろう、お通夜の後」「分からない」
- 「ねぇ、 放射能ってどれぐらい漏れてると思う」「知らない」
- 「ねぇ、恋愛すると人間が凡庸になるって本当かな」「知らない」
- 不器用でぶっきらぼうな二人は、近づいては離れていく。
- 解説
- 「舟を編む」の石井裕也監督が、注目の詩人・最果タヒの同名詩集をもとに、都会の片隅で孤独を抱えて生きる現代の若い男女の繊細な恋愛模様を描き出す。
- 看護師をしながら夜はガールズバーで働く美香は、言葉にできない不安や孤独を抱えつつ毎日をやり過ごしている。
- 一方、工事現場で日雇いの仕事をしている慎二は、常に死の気配を感じながらも希望を求めてひたむきに生きていた。
- 排他的な東京での生活にそれぞれ居心地の悪さを感じていた2人は、ある日偶然出会い、心を通わせていく。
- ヒロイン・美香役には、石橋凌と原田美枝子の次女で本作が映画初主演となる石橋静河を抜擢。
- 「ぼくたちの家族」でも石井監督と組んだ池松壮亮が慎二役を演じる。
あらすじ
- 2017年東京。
- 看護師の美香(石橋静河)は病院に勤める傍ら夜はガールズバーで働き、漠然とした不安や孤独の中で日々過ごしていた。
- 一方、工事現場での日雇い仕事に従事する慎二(池松壮亮)は、常に死の気配を感じながらも何とか希望を見いだそうとしていた。
- 排他的な都会で生きづらさを抱えつつも、懸命に生きるすべを模索する二人が出会い……。
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日本映画ベストテン
2位
花筐/HANAGATAMI
- 「映画化するのは終生の夢であった」・・・大林宣彦
- 世界的カルト映画にして大林宣彦監督のデビュー作『HOUSE/ハウス』(77)より以前に書き上げられていた幻の脚本が40年の時を経て奇蹟の映画化。
- 自分の命さえ自由にならない太平洋戦争勃発前夜を生きる若者たちを主軸に、心が火傷するような凄まじき青春群像劇を、圧倒的な映像力で描く。
- 原作は三島由紀夫がこの一冊を読み小説家を志したという檀一雄の純文学「花筐」。
- 尾道三部作をはじめ数多くの“古里映画”を撮り続けてきた大林宣彦が選んだ佐賀県唐津市を舞台に、唐津の魂「唐津くんち」が映画史上初の全面協力。
- 窪塚俊介主演、満島真之介、長塚圭史、常盤貴子ほか。
- 『この空の花』『野のなななのか』に続く本作は、余命宣告を受けながら完成させた大林宣彦的 “戦争三部作”の締めを飾る魂の集大成である。
- 物語
- 少年は魂に火をつけ、少女は血に溺れる。
- 1941年の春、アムステルダムに住む両親の元を離れ、佐賀県唐津に暮らす叔母(常盤貴子)の元に身を寄せることになった17歳の榊山俊彦(窪塚俊介)の新学期は、アポロ神のように雄々しい鵜飼(満島真之介)、虚無僧のような吉良(長塚圭史)、お調子者の阿蘇(柄本時生)ら学友を得て“勇気を試す冒険”に興じる日々。
- 肺病を患う従妹の美那(矢作穂香)に恋心を抱きながらも、女友達のあきね(山崎紘菜)や千歳(門脇麦)と“不良”なる青春を謳歌している。
- しかし、我が「生」を自分の意志で生きようとする彼らの純粋で自由な荒ぶる青春のときは儚く、いつしか戦争の渦に飲み込まれてゆく。
- 「殺されないぞ、戦争なんかに!」・・・俊彦はひとり、仲間たちの間を浮き草のように漂いながら、自らの魂に火をつけようとするが……。
- 解説
- 名匠・大林宣彦監督が、1977年のデビュー作「HOUSE ハウス」より以前に書き上げていた幻の脚本を映画化し、「この空の花」「野のなななのか」に続く戦争3部作の最終章として撮り上げた青春群像劇。
- 檀一雄の純文学「花筐」を原作に、戦争の足音が迫る時代を懸命に生きる若者たちの友情や恋を赤裸々に描き出す。
- 1941年、春。
- 佐賀県唐津市の叔母のもとに身を寄せている17歳の俊彦は、アポロ神のような鵜飼、虚無僧のような吉良、お調子者の阿蘇ら個性豊かな学友たちと共に「勇気を試す冒険」に興じる日々を送っていた。
- 肺病を患う従妹・美那に思いを寄せる俊彦だったが、その一方で女友達のあきねや千歳と青春を謳歌している。
- そんな彼らの日常は、いつしか恐ろしい戦争の渦に飲み込まれていき……。
- 大林監督作の常連俳優・窪塚俊介が俊彦役で主演を務め、俊彦が憧れを抱く美少年・鵜飼役を「無限の住人」の満島真之介、ヒロイン・美那役を「江ノ島プリズム」の矢作穂香がそれぞれ演じる。
- 『花筐/HANAGATAMI』(はながたみ)は、2017年公開の日本映画。大林宣彦監督作品。原作は、檀一雄の『花筐』。
- 唐津市で撮影が行われた。
- 概要
- 大林宣彦が、1977年のHOUSEハウスより以前に書き上げていた脚本を映画化した作品。
- この空の花、野のなななのかに続く、戦争三部作の最終章。
- ユネスコ無形文化遺産に登録されている唐津くんちが、初めて映画に全面協力をした。
- 映倫区分はPG12。
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日本映画ベストテン
3位
あゝ、荒野(後篇)
- あらすじ
- プロデビュー戦を終えた後、トレーニングに打ち込む沢村新次(菅田将暉)と二木建二(ヤン・イクチュン)。
- 因縁のある山本裕二(山田裕貴)との試合が決まって一層トレーニングに励む新次は、建二が自分の父親の死に関わっていたことを知る。
- 一方の建二は図書館で出会った君塚京子(木村多江)に心惹(ひ)かれるが、孤独を消せずにいた。
- そんな自分を変えようと、彼は兄弟のような絆で結ばれてきた新次と決別することを心に誓う。
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日本映画ベストテン
4位
幼な子われらに生まれ
- イントロダクション&ストーリー
- 「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに合わせてよ」—娘に言われたとき、妻には新しい命が宿っていた。
- 「普通の家族」を築けない、不器用な大人たちの愛すべき物語。
- バツイチ、再婚。
- 一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン、田中信(浅野忠信)。
- 妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。
- キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。
- 実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。
- 血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言―「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。
- 今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが・・・。
- 数々のベストセラーを手がけている直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説「幼な子われらに生まれ」。
- 『ヴァイブレータ』『共喰い』などの脚本家・荒井晴彦が重松と映画化の約束を交わし、その脚本が『しあわせのパン』『繕い裁つ人』などで幸せの瞬間を繊細に、丁寧に紡いだ映画で多くの観客の心に感動を届けてきた三島有紀子の手に渡り、ついに映画化が実現した。
- 台本を重視しながらも、役者同士のその場面その場面での新鮮な感覚を大事にし、ドキュメンタリー手法を使った撮影と、実力派であり個性派であり、日本を代表する役者陣が見事にぶつかり合い、観る者さえも家族の一員であるかのようなリアリティーで物語に引き込んでいく。
- 血のつながらない家族、血のつながった他人がそれでも大事にしたいと思う人と幸せを紡いでいく、希望の物語。
- 解説
- 直木賞作家・重松清の同名小説を浅野忠信、田中麗奈主演で映画化したヒューマンドラマ。
- 中年サラリーマンの信と妻の奈苗はバツイチ同士で再婚し、奈苗の連れ子である2人の娘とともに幸せに暮らしていた。
- 奈苗の妊娠が発覚し、長女が「本当のパパ」に会いたいと言いはじめる。
- 前の父親である沢田とはDVが原因で離婚していたため、信と奈苗は長女が沢田と会うことに反対するが、長女は父親としての信の存在自体を辛辣な言葉で否定する。
- そんな長女を前妻との間に生まれた実の娘とつい比べてしまい、現在の家庭を維持することに疲弊した信は、新たに生まれる命の存在すらも否定したくなる心境になっていく。
- 信役、奈苗役を浅野と田中が、奈苗の前夫役を宮藤官九郎、信の前妻役を寺島しのぶがそれぞれ演じる。
- 監督は「幸せのパン」「繕い裁つ人」の三島有紀子。
- 1996年の小説発表時から重松と映画化の約束を交わしていたという、荒井晴彦が脚本を担当した。
- あらすじ
- 再婚した中年サラリーマンの信(浅野忠信)は、2人目の妻・奈苗(田中麗奈)とその子供たちと、平凡でも幸せな家庭を築こうと努力していた。
- だが、奈苗の妊娠をきっかけに実の父親に会いたいと言いだした長女が反抗的な態度を取り始め、父親としての信の存在を否定する。
- 長女を実の父親の沢田(宮藤官九郎)に会わせる信だったが、現在の家族に息苦しさを感じ……。
- 『幼な子われらに生まれ』(おさなごわれらにうまれ)は、重松清の小説およびそれを原作とした日本映画。
- 1996年に小説が発表された当時、映画の脚本を担当した荒井晴彦が、原作者の重松清と映画化の約束を交わしていた。
- その後、重松が直木賞作家になってから、何度もドラマ化の話があったが、その約束があったためドラマ化が実現することはなかったという。
あらすじ
- 良き父親でいようと努力を重ねながらも妻の連れ子とうまくいっていないバツイチ再婚の主人公。
- 妻の妊娠により思春期の長女は嫌悪感を抱き、「本当のパパに会いたい」と言い始める。
- そして、主人公自身もそんな長女と、前妻との娘を比べてしまい、次第に今の家族の関係は崩れていってしまう。
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日本映画ベストテン
5位
散歩する侵略者
- 数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。
- 急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海。
- 夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。
- 一体何をしているのか…?
- その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。
- ジャーナリストの桜井は取材中、天野という謎の若者に出会い、
- 二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきらの行方を探し始める。
- やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。
- 「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。
- 当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。
- 解説
- カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞を受賞した「岸辺の旅」の黒沢清監督が長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己ら豪華キャストを迎え、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台を映画化。
- 数日にわたって行方がわからなくなっていた夫・真治が、まるで別人のように優しくなって帰ってきたことに戸惑う妻・鳴海。
- それ以来、真治は毎日どこかへ散歩に出かけるようになる。
- 同じ頃、町で一家惨殺事件が発生し、不可解な現象が続発。取材を進めるジャーナリストの桜井は、ある事実に気づく。
- 不穏な空気が町中を覆う中、鳴海は真治から「地球を侵略しに来た」という衝撃的な告白を受ける。
- 長澤と松田が主人公の夫婦役で初共演し、長谷川がジャーナリスト役を演じる。
『散歩する侵略者』(さんぽするしんりゃくしゃ)は、主宰前川知大が率いる劇団イキウメの2005年初演の舞台、およびこれを原作とする2007年出版の小説、2017年公開の日本映画。
- あらすじ
- 鳴海(長澤まさみ)の夫・真治(松田龍平)が、数日間行方をくらまし、別人のようになって帰ってくる。
- これまでの態度が一変した夫に疑念を抱く鳴海は、突然真治から「地球を侵略しに来た」と告白され戸惑う。
- 一方、町ではある一家の惨殺事件が起こったのを機に、さまざまな現象が発生し、不穏な空気が漂い始める。
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日本映画ベストテン
6位
バンコクナイツ
- 歴史に翻弄された一人の娼婦を軸に描かれる禁断のラブストーリー
- タイの首都、バンコク。日本人専門の歓楽街タニヤ通りの人気店、「人魚」でNO.1のラックは、イサーン(タイ東北地方)からバンコクへ出稼ぎに出て5年が経った。
- 日本人のヒモ、ビンを連れまわし高級マンションで暮らす一方、ラックの支える大家族は、遥かラオスとの国境を流れる雄大なメコン川のほとり、ノンカーイ県に暮らしていた。
- 確執が絶えない実母ポーンと今は亡きアメリカ軍人だった2番目の父との息子、ジミー。
- ラックは種違いの弟ジミーを溺愛している。
- ある晩、謎の裏パーティーで、ラックは昔の恋人オザワと5年ぶりに再会する。
- ノンカーイから出て来たてだったラックの初めての恋人がオザワだった。
- 元自衛隊員のオザワは、今では日本を捨てバンコクで根無し草のようにネットゲームで小銭を稼ぐしかない沈没組。
- オザワがラックに会うには金がいる。
- 戸惑うふたり…。
- そんな折、オザワはかつての上官で、現在はバンコクで店を営む富岡にラオスでの不動産調査を依頼される。
- かくして、いくつもの想いを胸に秘めたラックとオザワは、バンコクを逃れるように国境の街ノンカーイへと向かうことになったが…
- 古来、国境紛争に翻弄され続けたイサーン。
- 物語はその雄大な“イサーンの森”の闇の奥へ、舞台はやがてラオスへと、かつてインドシナを深く抉ったベトナム戦争の癒えぬ傷を映しはじめる―。
- 解説
- 「サウダーヂ」で話題を集めた映像制作集団「空族」の富田克也が監督・脚本を手がけ、バンコクの歓楽街で働くタイ人娼婦と日本人の男たちが織り成す、失われた楽園を取り戻すための旅を描いたロードムービー。
- バンコクにある日本人専門の歓楽街タニヤ通り。
- タイの東北地方イサーンから出稼ぎに来て5年になるラックは、現在は人気店「人魚」のトップにのぼりつめ、ヒモの日本人男性ピンを連れ回し贅沢な生活を送る一方で、故郷の家族に仕送りをしていた。
- ある晩、ラックはかつての恋人である元自衛隊員オザワと5年ぶりに再会する。
- ラックとオザワはそれぞれの思いを胸に秘めながらバンコクを離れ、ラオスとの国境にあるラックの故郷へ向かうが……。
- 第69回ロカルノ国際映画祭で、10代の若者が選ぶ「若手審査員・最優秀作品賞」を受賞した。
- あらすじ
- 5年前に地方から首都バンコクに働きに来たラックは、日本人御用達の繁華街タニヤ通りの人気店“人魚”でトップに登り詰める。
- 彼女は家族に仕送りしながらも日本人のヒモ・ビンを従え、ダイヤの首輪をした犬と高級マンションで優雅な生活を送っていた。
- ある夜、ラックは秘密のパーティーで5年ぶりに元恋人のオザワと再会するが……。
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日本映画ベストテン
7位
彼女の人生は間違いじゃない
- 解説
- 「さよなら歌舞伎町」「ヴァイブレータ」の廣木隆一監督が、出身地の福島に暮らす人びとを描いた処女小説を自身のメガホンにより映画化。
- 仮設住宅で父と2人で暮らすみゆきは市役所に勤務しながら、週末は高速バスで渋谷に向かい、デリヘルのアルバイトをしている。
- 父には東京の英会話教室に通っていると嘘をついている彼女は、月曜になるとまたいつもの市役所勤めの日常へと戻っていく。
- 福島と渋谷、ふたつの都市を行き来する日々の繰り返しから何かを求め続けるみゆき、彼女を取り巻く未来の見えない日々を送る者たちが、もがきながらも光を探し続ける姿が描かれる。
- 主人公みゆき役に「グレイトフルデッド」「日本で一番悪い奴ら」の瀧内公美。
- 父親役の光石研のほか、高良健吾、柄本時生、篠原篤らが脇を固める。
- あらすじ
- 東日本大震災からおよそ5年がたった福島県いわき市。
- 市役所に勤めている金沢みゆき(瀧内公美)は、週末になると仮設住宅で一緒に暮らす父親・修(光石研)に英会話教室に通うとうそをつき、高速バスで東京へ行き渋谷でデリヘル嬢として働いていた。
- ある日、元恋人の山本(篠原篤)からやり直したいと迫られるが、別れる原因にもなった震災で死んだ母をめぐる彼の言葉を思い出してしまう。
- さらに、震災で妻を亡くし、仕事を失ったことから立ち直れずにいる父親にいら立ちを募らせる。
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日本映画ベストテン
8位
三度目の殺人
- 解説
- 「そして父になる」の是枝裕和監督と福山雅治が再タッグを組み、是枝監督のオリジナル脚本で描いた法廷心理ドラマ。
- 勝つことにこだわる弁護士・重盛は、殺人の前科がある男・三隅の弁護を仕方なく担当することに。
- 解雇された工場の社長を殺害して死体に火をつけた容疑で起訴されている三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない。
- しかし三隅の動機はいまいち釈然とせず、重盛は面会を重ねるたびに、本当に彼が殺したのか確信が持てなくなっていく。
- 是枝監督作には初参加となる役所広司が殺人犯・三隅役で福山と初共演を果たし、「海街diary」の広瀬すずが物語の鍵を握る被害者の娘役を演じる。
- 『三度目の殺人』(さんどめのさつじん)は、2017年9月9日公開の日本映画。
- 監督は是枝裕和。
- 主演は福山雅治。
- 2017年8月30日から開催される第74回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品される。
- 2017年9月9日、10日の初日2日間で興収2億3311万2,600円、動員17万9,256人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位となった。
- あらすじ
- 勝利にこだわる弁護士・重盛(福山雅治)はやむを得ず、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を担当することになる。
- 解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴された三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない。
- 重盛は、どうにか無期懲役に持ち込もうと調査を開始する。
- 三隅は会う度に供述を変え、動機が希薄なことに重盛は違和感を覚える。
- やがて重盛が三隅と被害者の娘・咲江(広瀬すず)の接点にたどりつくと、それまでと異なる事実が浮かび上がっていく。
- あらすじ
- 勝つことを第一目標に掲げる弁護士の重盛(福山雅治)は、殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を渋々引き受ける。
- クビになった工場の社長を手にかけ、さらに死体に火を付けた容疑で起訴され犯行も自供しており、ほぼ死刑が確定しているような裁判だった。
- しかし、三隅と顔を合わせるうちに重盛の考えは変化していく。
- 三隅の犯行動機への疑念を一つ一つひもとく重盛だったが……。
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日本映画ベストテン
9位
彼女がその名を知らない鳥たち
- STORY
- 15歳年上の男・陣治と暮らしながらも、8年前に別れた男・黒崎のことが忘れられずにいる女・十和子。
- 不潔で下品な陣治に嫌悪感を抱きながらも、彼の少ない稼ぎに頼って働きもせずに怠惰な毎日を過ごしていた。
- ある日、十和子が出会ったのは、どこか黒崎の面影がある妻子持ちの男・水島。
- 彼との情事に溺れる十和子は、刑事から黒崎が行方不明だと告げられる。
- どれほど罵倒されても「十和子のためだったら何でもできる」と言い続ける陣治が執拗に自分を付け回していることを知った彼女は、黒崎の失踪に陣治が関わっていると疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯えはじめる――。
- 解説
- 沼田まほかるの人気ミステリー小説を蒼井優、阿部サダヲ主演、「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督で映画化。
- 下品で貧相、金も地位もない15歳上の男・陣治と暮らす十和子は、8年前に別れた黒崎のことを忘れられずにいた。
- 陣治に激しい嫌悪の念を抱きながらも、陣治の稼ぎのみで働きもせずに毎日を送っていた十和子は、黒崎に似た面影を持つ妻子ある水島と関係を持つ。
- ある日、十和子は家に訪ねてきた刑事から、黒崎が行方不明であることを告げられる。
- 「十和子が幸せならそれでいい」と、日に何度も十和子に電話をかけ、さらには彼女を尾行するなど、異様なまでの執着を見せる陣治。
- 黒崎の失踪に陣治が関係しているのではないかとの疑いを持った十和子は、その危険が水島にまでおよぶのではとないかと戦慄する。
- 『彼女がその名を知らない鳥たち』(かのじょがそのなをしらないとりたち)は、沼田まほかるのミステリー小説。
- 2006年10月1日に幻冬舎より刊行された。2017年に映画化された。
- あらすじ
- 十和子は言い知れぬ欲求不満を抱えながら毎日を過ごしていた。
- 同居人である陣治が何の取り柄もない野卑で不潔な男であり、僅かばかりの給金すら貰えれば後は顔も見たくない存在だからだ。
- 十和子はかつて恋仲であった精悍な男・黒崎を思い出しては嘆息を洩らすのだった。
- そんなある日、故障してしまった思い出の腕時計について十和子がクレームをつけたデパート社員・水島が、詫びの品をもって家を訪れる。頑なな態度を崩さない十和子に、水島は濃厚な接吻を与えその心をとろけさせた。
- 情事を重ねてか家を頻繁に空けるようになった彼女を叱りに、姉である美鈴がやってくるが、あくまで陣治は十和子をかばい続け美鈴に呆れられた。
- 特に黒崎とよりを戻したかと疑う美鈴に、陣治は「それはあり得ない」と力を声にこめた。
- そして、同じころ十和子は刑事の訪問を受け、黒崎が5年も前から失踪していると聞き驚く。
- 真相を知りたくて黒崎の妻に会いに行く彼女は、そこで意外な人物と顔を合わせる。
- 国枝というその老人は十和子を以前慰み者にした男だった。
- 実力者である国枝の後ろ盾を得るべく黒崎は十和子を貢物として捧げ、その結果国枝の姪を花嫁に迎えた…そんな過去の記憶が十和子の胸によみがえった。
- 思い出したことはそれだけではない。
- 黒崎と別れた彼女が帰宅すると、陣治が「会社で殴られた」といって血に汚れた衣服を洗っていたのだ。
- 何か謎がある。
- 戸惑う十和子は一方で水島の態度のよそよそしさに気づく。
- 彼もまた十和子との関係を遊びとしか思っていなかったのだ。
- そんな裏事情を尾行によって得ていた陣治は、十和子に「また」えらいことになってしまう、と水島と手を切るように訴える。
- だが、十和子は陣治の言動に反発し、何かに憑かれたかのように水島に会いに出かけるのだった。陣治はなにを知っているのか。
- そして十和子が忘れてしまった事実とはなんなのか。
- あらすじ
- 15歳年上の佐野陣治(阿部サダヲ)と共に生活している北原十和子(蒼井優)は、下品で地位も金もない佐野をさげすみながらも、彼の稼ぎに依存し自堕落に過ごしていた。
- ある日、彼女は8年前に別れ、いまだに思いを断ち切れない黒崎に似た妻子持ちの男と出会い、彼との情事に溺れていく。
- そんな折、北原は刑事から黒崎の失踪を知らされ、佐野がその件に関係しているのではないかと不安を抱き……。
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日本映画ベストテン
10位
彼らが本気で編むときは、
『彼らが本気で編むときは、』(かれらがほんきであむときは、英題:Close-Knit)は、2017年2月25日公開の荻上直子監督、生田斗真主演の日本映画。
- 優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコと、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ。
- そんなカップルの前に現れた、愛を知らない孤独な少女トモ。
- 桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。
- 小学5年生のトモ(柿原りんか)は、荒れ放題の部屋で母ヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。
- ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。
- ひとりきりになったトモは、叔父であるマキオ(桐谷健太)の家に向かう。
- 母の家出は初めてではない。
- ただ以前と違うのは、マキオはリンコ(生田斗真)という美しい恋人と一緒に暮らしていた。それはトモが初めて出会う、トランスジェンダーの女性だった。
- 「おかえり」
- キレイに整頓された部屋でトモを優しく迎え入れるリンコ。
- 食卓を彩るリンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。
- 母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いながらも信頼を寄せていくトモ。
- その姿にリンコも愛おしさを覚え始め。。。
- 概要
- 前作『レンタネコ』から5年ぶりとなる荻上直子監督オリジナル脚本作品。
- テーマはLGBTと家族の在り方(差別や育児放棄を含む社会問題)。
- モチーフは編み物。
- 主演の生田がトランスジェンダーの元男性を演じている。
- また、2016年11月に死去したりりィの遺作となった。
- トランスジェンダーの真境名ナツキの母親が、我が子に「ニセ乳」を作ったというエピソードが載った新聞記事に着想を得た荻上が、母親に取材をしたのが映画制作のきっかけである。
- 2016年3月11日クランクイン。
- 文部科学省選定作品(少年向き・青年向き・成人向き)。LGBT先進自治体であり、日本国内で初めて「パートナーシップ証明書」を導入した東京都渋谷区、および渋谷区教育委員会が初の推奨作品に選定した。
- 第67回ベルリン国際映画祭・パノラマ部門正式出品、ジェネレーション部門特別上映作品。
- ベルリン国際映画祭で日本映画初のテディ審査員特別賞と観客賞(2nd place)をダブル受賞した。
- 全国154スクリーンで公開され、2017年2月24日、25日のぴあ映画初日満足度ランキングで1位を獲得。
- 2017年2月25日 – 3月3日の週間映画ランキング(興行通信社調べ)で初登場8位にランクインした。
- あらすじ
- 母親が家を出てしまい置き去りにされた11歳のトモ(柿原りんか)が、おじのマキオ(桐谷健太)の家を訪ねると、彼は恋人リンコ(生田斗真)と生活していた。
- トランスジェンダーのリンコは、トモにおいしい手料理をふるまい優しく接する。
- 母以上に自分に愛情を注ぎ、家庭の温もりを与えてくれるリンコに困惑するトモだったが……。
- 解説
- 「かもめ食堂」の荻上直子監督が5年ぶりにメガホンをとり、トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ、リンコの恋人でトモの叔父のマキオが織り成す奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ。
- 生田斗真がトランスジェンダーという難しい役どころに挑み、桐谷健太がその恋人役を演じる。
- 11歳の女の子トモは、母親のヒロミと2人暮らし。
- ところがある日、ヒロミが育児放棄して家を出てしまう。
- ひとりぼっちになったトモが叔父マキオの家を訪ねると、マキオは美しい恋人リンコと暮らしていた。
- 元男性であるリンコは、老人ホームで介護士として働いている。
- 母親よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いを隠しきれないトモだったが……。
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